卒業生インタビュー

自動車メーカーの販売店などで、AUTの卒業生たちが活躍しています。実際に現場に出た時、AUTで学んだことがどう活かされたか、どんなやりがいを感じているかなど語ってくれました。

AUTでの学びが現場で活かされている。

桐山さんの写真

AUTに入学したのは、3年次編入制度を利用して1級自動車整備士の資格を取得できることと、四年制大学卒業の学位取得が同時に目指せるところに魅力を感じたからです。
1級自動車整備士資格取得の後、現在はADWホールディングスに就職して憧れだったAudiの整備に携わっています。当社にはAUTの先輩方が何人かいらっしゃいます。そういうことも就職先を考えるうえで後押しになったと思います。
この仕事でやりがいを感じるのは、日々の業務のなかで専門知識や技術が身についていくことと自分の成長を実感できることだと思います。入社当初は仕事の流れや現場のスピードに戸惑うこともありましたが、先輩方の作業を参考にしたり、自分なりにどのようにすれば効率がよくなるかを考えて、素早く安全に作業することを意識して取り組みました。冷静に自分の課題を見つめられたのはAUTで学んだことが、業務のなかで実際に役立つものだったからだと思います。在学中は試験勉強が大変だと思うこともありましたが、その時にがんばったおかげで今があると思っています。AUTで学ぶことをしっかりと身につけていけば、将来自動車業界を目指すみなさんにもきっと役立つと思います。

桐山 裕規さん(2013年度卒業)
ADWホールディングス(株) Audi天白店

整備を通して、安心を支える存在に。

小野さんの写真

現在は「メーカー独自の技術」というものが多いですが、整備の現場を通して感じることは「独自の技術」を理解するためには、基本の知識と応用力が大切ということです。この点、AUTではさまざまなメーカーの実習車両を通して横断的に学ぶことができ、そこから応用を学ぶ機会に恵まれていたと思います。AUTで学んだことが今も私のなかで役立っているのはそのおかげです。
現在は、愛知ダイハツ 中川店でサービストレーナーとして働いています。整備士全体の仕事状況を把握し、点検・車検・一般修理・社内の連絡までオールマイティにこなしています。さまざまな業務のなかで何といってもうれしいのは、お客様から感謝の言葉をいただくことです。「ありがとう」の笑顔や、時には「小野さんだから」と言っていただけることもあり、やりがいを感じます。
私は整備士の仕事をお客様の命をお預かりする仕事であると考えています。ダイハツの軽自動車は気軽にお乗りいただける反面、すべてのお客様が車に詳しいわけではありません。そうした方々にも安心・安全にクルマとつきあっていただけるようにAUTで学んだこと、現場で身につけたことを通してお役に立てる存在でありたいと思っています。

小野 駿さん(2009年度卒業)
愛知ダイハツ(株) 中川店

学んだことを現場でいかに発揮するかが大切。

井上さんの写真

AUTに入学する前からクルマに興味はありましたが、専門的なことはまったく知らない状態でした。高校も普通科でしたから、AUTに入学したものの、まわりについていけるんだろうかと不安でした。でも授業は基本的なところから丁寧に教えてくれるし、よい友人にも恵まれてAUTでの学びは充実していました。
東海マツダ販売を就職先として志望したのは、毎日クルマを触るなら、好きなメーカーのクルマに触れたいと思ったからです。現在は、車検・点検・整備全般と常備部品の管理を担当しています。
働きはじめた当初は、上司、先輩方を見て「自分は同じにはできないんじゃないか…?」と不安になることもありましたが、やり方をよく観察したりして、先輩方に近づく努力をしました。
クルマの技術や構造についても似たところがあって、よく見ているとわかってくることがあると思うんです。どんどん新しいものが出てきますが、例えば構造が新しく変わっても、電気などの基本的なことは変わらない。基本は同じなので、AUTで学んだことが役に立ちます。勉強は資格を取得して終わり、ではなくてその先どのように活かせるかが大切で、いま考えるとAUTではそんなふうに勉強させてもらったんだと思います。

井上 陽斗さん(2016年度卒業)
東海マツダ販売(株) 岡崎店

クルマに触れる楽しさを学んで欲しい。

青山さんの写真

いすゞ自動車中部の名古屋サービスセンターで大型車両の整備に携わっています。車検整備はもちろんですが、重整備を任せていただく機会が増えてきました。大型車両の重整備ともなると1人で持てないような大きな部品もあり、時には2〜3人で1つの部品を運ぶこともあります。車体が大きいので部品も大きい、そのせいか直してる実感も大きいのが魅力です。
最近ではAUTで学んだことよりも、現場で学んだことの方が多くなってきましたが、それでもしっかりとした基礎が必要なことに変わりはありません。
私が自動車に興味を持ちはじめたのは、高校のクラブ活動からでした。友達に誘われて入部した自動車部でエンジンカーやEVカーの製作、エコカーレースへの参加を通してのめり込みました。高校卒業が近づいて進路を考えた時に、それまでクラブ活動で経験したことをもっと活かすにはどうしたらいいかと考えて選んだのがAUTです。AUTは基礎はもちろん、実際に手を動かして学ぶこと、クルマを触るのが好きだという気持ちに応えてくれる学校だったと思います。
だから自動車の勉強がしたいと考える人たちにも、ぜひAUTでクルマに触れる楽しさを発見して欲しいと思います。

青木 一晃さん(2008年度卒業)
いすゞ自動車中部(株) 名古屋サービスセンター